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原稿や論文の締め切りが近いとか、そういった理由は特にはないんだけど勝手に自分を追い詰めてカルシウム不足になっていたここ2週間弱。引き篭もり系留学生の名は俺のためにあるといっても過言ではない。留学前に思い描いてたのはさー、ザッツ学園生活!みたいな甘酸っぱい日常だったのにサー!2年が過ぎたらアラびっくり!何なのこの友人の少なさは!スペイン人の友人なんて、もう信じ難いほど少ないからね。えっと、指折り数えて見たんですけど、指は4本しか折れませんでした。あはは。大学院にスペイン人がほとんどいないということを差し引いても、4人は少ないだろ。単純計算で1年に2人しか友人をつくってないことになる。思い出せばもっといるのか知れませんが、頭を捻らないと出てこない人を一般的に友人知人とは言わないでしょうし。
さて、昨晩はワン&オンリーの友人であるところのエレンが手作りの夕食をご馳走してくれるというので、いそいそと出かけてきました。彼女殿とシモンちゃん、KGくんともども参上。彼女のピソにはこの頃よく通ってたし、ピソの家主のアスン(カタラン人)とも顔見知りなので(一度うちでやったフィエスタに来たこともある)、慣れ親しんだ友人邸という感じでぼくひとり勝手にのんびりしてた。一体何が出てくるのか想像がつかなかったベネスエラ料理ですが、arepasというコーン粉でつくったもちもちのパンのようなものに、チーズやらトマトやらアボカドやらチキンやら牛肉の煮込みやらを挟んで食べるものでした。素朴な味わいでおいしいし、何よりも腹にどかんとたまる。ぼくは1個半で満腹になった。同居人のサンドラ(コロンビア人)もたまに同じようなのをつくってるんだけど、エレンがいうにはアレパスはベネスエラの料理とのこと。まあ料理というか日本で言う米みたいなもんだよね、あれは。 本当はその夕食後に、Harlemのジャズの無料ライブにKGくんが行こうかなあと言ってたので、ぼくたちも便乗しようと目論んでたんだけど(メルセー祭り期間はこんな無料企画だらけ)、何気なくテレビをつけたらバルサ対ベティス戦をやっていたのでうだうだと観戦してしまう。エレンがけっこうサッカー好きだったのが意外だった。ロナウジーニョがたまらんとのこと。そもそもブラジルという国のことが好きみたいだったけど。そんなエレンは来週からリオに学会発表。 1時間半遅れくらいで一応Harlemに行ったのですが、無料ライブが続いているはずもなく、同時間帯にTahiti 80のライブがあったはずのCCCBにも寄ってみたけど、むしろ周辺はクラシックコンサートがあったかのように静寂な空気に包まれており…。われながらぼくの意気込みの適当さはすごい。聞くところによるとベトシくんなんてランブラ・デル・ラバル⇒CCCB⇒フォーラムとライブのはしごをしてたらしい。帰ってきたの朝の7時だってよ。30歳なのにどんなフットワークの軽さだよっつー話。
by quaderns-bcn
| 2005-09-25 23:47
| バルセロナ!
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