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BCNはラ・メルセーの真っ最中です。メルセーというのは、BCNの守護聖母祭であり、もっとも盛り上がる祭りのひとつです。人間の塔が有名ですね。ぼくは見たことないけど。
昼間、ノハラッチと調査中につぼ八*から電話があって、今日カテドラル前で爆竹大会があるから一緒に行かない?とのこと。とくに断る理由もないので二つ返事でOKです。爆竹大会というのはですね、こちらでフィエスタがあるときには爆竹を棒につけてそれに点火したものを振り回しながら街路を練り歩くという、いまひとつノリが分からない催しがあって、それのことです。カタルーニャ語ではcorrefocと言います。 つぼ八というのはこちらに住んで早4年あまりの女の子で、ローなテンションがぼくとどこか似ていて仲良くさせてもらっている人なんですけど、どういうわけかこの爆竹大会が異様に好きで、珍しく興奮が抑えられない様子です。心なしか目が潤んでいます。思い出せば、1年前にも違う地区の爆竹大会に駆り出された気がします。ある意味、爆竹大会荒らしです。 この爆竹大会というのが変わっていて、爆竹を掲げて道を走り行く人間に見物人が駆け寄り体にしがみつくことで度胸を試すんです。地元の若者で構成された音楽隊が奏でる単調なリズムが、どういうわけか観客をトランス状態に誘うらしく、盛り上がります。雰囲気としては、バリ島のケチャダンスに似ています。興奮している人多し。まあ、祭りだしね。 もちろん爆竹は爆竹なわけで、半袖短パンだと普通にやけどします。ちなみに去年、つぼ八の言うがままにそれに参加したら、見事にTシャツに穴が開きました。ぼくとノハラッチはもちろん半袖だったので、その度胸試しには参加せずただ見学するのみです。彼女が連れてきたカタルーニャ人のアレックスも見学です。ただ彼女だけが、パーカー着用、しかも顔周りにをバンダナで覆うという、豊橋あたりの暴走族のようないでたちで参加です。ローなテンションはそのままに、「では、いってきます」と言い残して去っていく彼女の後姿には、爽快感さえ感じました。 で、つぼ八が全然帰ってこなくて、ぼくたちは途方にくれながら彼女の帰還を待ちました。約30分後、満足そうに帰ってきた彼女はどこか恥ずかしげな表情でした。人ごみの大きな流れに紛れながら、ランブラ・カタルーニャまで歩いて、バルで乾杯。アレックスはモトカノが日本人だったらしく、やけに日本のことに詳しくて面白かった。しかもイラストレーターで、キン肉マンとか詳しいの。 ついてけねー。ラーメンにもこだわりがある様子。 まだまだイベントがある様子だったが、ぼくたちは調査の後ということもあってくたくただったので、家に帰る。部屋に帰ってベッドに横になり、ふと耳を済ませてみると、祭りの喧騒はここまで届いていた。9月の終わり、祭りと花火。もとい、爆竹。 【あべ交友記】 *つぼ八:研究室の後輩のガールフレンドの中高時代の同級生。スペイン語ペラペラ、というかスペイン人みたいな話し方をする。カタルーニャ語まで喋る。しかしやけに低いテンション。ちなみにうちの妹にも雰囲気が似ている。じつはバイオリンがめちゃうまらしい。大西結花似。
by quaderns-bcn
| 2004-09-27 06:21
| バルセロナ!
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