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午前中アルチウに篭ってBCNの地価についてもくもくと調べていたのですが、ここ最近のBCNの土地バブルはどうやら1998年あたりから市全域に広がりを見せているようです。とくに旧市街の住宅価格の値上がり幅が非常に大きい。たとえば1998-1999年にかけての旧市街の4区における変動率は市のどこよりも高く、地区平均で25%の上昇。もとの地価が安かったとはいえ、1年で25%増は急激です。逆に言えば、それだけ既存建造物の修復が順調に進んだということでもありますが。旧市街が市民にとって近づきやすい地区に変貌したのも、この時期あたりなのでしょう。プランニングおよびその実施について詳細に見るには、90年代後半が一番面白いんじゃないかと思う。というわけで、それが後期の研究論文テーマなり(自己完結)。
合計10の行政区の中で平均住宅価格が高い順に並べると、SARRIÀ-SANT GERVASI、LES CORTS、EIXAMPLE、そしてGRÀCIAとなるのですが、これはそのまんま日本人在住者が多く住んでいる地区の順番に当てはまりそうな気がします。22@の再開発が進行中のSANT MARTÍ、TGVの駅の再開発(ビルの設計はフランク・ゲーリー、模型を見る限り思いっきりデコン)を控えるSANT ANDREUの地価もグンと上がるだろう。家賃の上昇はしばらく歯止めが効かないでしょう。10年後、「留学してたときは300ユーロ出せばそこそこの部屋を借りられたのにねえ」とかブツクサ文句言ってたりして。 しかし今日改めて思ったんですが、土地年鑑とか人口統計のようなデータ集の数字を追っていくような作業、個人的に大好きだね。快感といっても差し支えない。だてに「選手名鑑」や「公式戦レコードブック」を愛読書としているわけじゃありません。
by quaderns-bcn
| 2005-11-11 23:18
| 研究
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