カテゴリ
以前の記事
2006年 12月
2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
突然ですが、ぼくが在籍している研究機関を表記すると、
Departament d'Urbanisme i Ordenació del Territori (DUOT) Escola Tècnica Superior d'Arquitectura de Barcelona (ETSAB) Universitat Politècnica de Catalunya (UPC) となる。たまにETSABとかUPCとか書いてるけど、それは上のを略したものです。DUOTと呼んでる人は見たことないです。ドゥオッって。エッサブってのも大概だけど。まあそれはそれとして。スペイン語を勉強したことがある人なら気付きますね。そう。こいつら、カタルーニャ語。この3つの表記はスペイン語のそれとほとんど変わりませんが。 自分の研究を進めるにしても、大学院の課題を進めるにしても、カタラン語文献を読みこなすことが不可欠です。ここBCNだから。これが骨。でも必要なのは読解力だけでよかったと思う。心底。これでカタランを話したり書いたりする必要に迫られていたら完全にパンクしてた。 非スペイン語圏のぼくなどから見れば、スペイン語圏の人ならカタランくらい簡単だろうと思うのだけれど、話はそれほど単純ではないようで、ぼくのまわりの友人もけっこう苦労しています。ラテン語を解するならスペイン語とカタラン語なんて似れば似るものなのかも知れないけれど、まあラテン語を操る人はそんなに多くはないわけで。あるいは似ているからこそ完全には習得しづらいのかも知れない。スペイン語ペラペラのある種のイタリア人が、どうしてもイタリア訛りと言い回しが抜けないのと同じように。 もちろんぼくは非ラテン語圏の人間でスペイン語もカタラン語も完全に外国語だから、膨大な研究資料を読み込んでいるだけだと、両者は似れば似るものというより似て非なるものだという思いを強くします。たとえば自分の研究がらみでいま読んでいる文献より、ちょっとだけ抜粋↓。スペイン語を解するなら、まあだいたいは分かるでしょう。でもけっこう違うと思いませんか? Els plans de reforma, en realitat, s'havien anat succeint sense interrupció, però ningú s'en procupava massa. La gent s'havia acostumat a estar "afectada" per plans urbanístics que mai arribaven a realitzar-se al Raval. こういうのは慣れの問題だし、話したり書くことに比べれば専門書を読み込むという作業は楽な部類に入ると思う。読むのは、基本的には個人にとっての必要性というか、興味関心の問題だから。内容が面白ければそれが何語で書かれているというのはあまり問題ではない。たとえばぼくはスペインの国内情勢に興味関心があるから新聞は読むけれど、小説とか読めないもん。興味ないから。そんなのスッと頭に入ってくるわけがない。だから、読みたい!と思う内容を自身の中に有していることが何より重要だと思う今日この頃。強引な結論。 ま、サンスクリット語とかチェコ語とかだと困っちゃうけど。
by quaderns-bcn
| 2004-12-14 23:48
| 西語道
|
ファン申請 |
||