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昨晩、日本酒とポルトワインを飲んだためか、今日は朝から軽度の二日酔いでほとんど使いものにならなかった。昨日の昼過ぎに、5年半前の旅行中に知り合ってその後もちょくちょく連絡を取り合っていた友達(その名は杉本)がサッカー観戦のためにBCNにやってきて(ポルト&マドリー経由)、先のお酒2種をお土産に持ってきてくれたのです。
彼とはアルヘシラスからタンジェへのフェリー乗り場で会ったのですが、どういう成り行きかその後フェズ⇒リッサニ⇒メルズーガ(砂漠)⇒メクネスと旅程をともにしました。彼は当初砂漠に行くなんてちっとも考えてなかったらしいのですが、砂漠に行こうと目論んでいる日本人(ぼく)が運良く見つかったので、予定を変更したんです。最初は、付いてくるなんて面倒なやつだなあと失礼にも思ってたんだけど、いざ一緒に行動してみるとほんわかした性格ゆえトラブルが起こっても場が和むことが多かったし、行く先々でしょっちゅう何かとんちんかんなことをしでかしているので全然退屈しませんでした。実際フェズから砂漠まではトラブル続きだったんだけど、まあそれもいまとなっては懐かしい思い出です。 今回も待ち合わせに40分くらい遅れたから一体どうしたんだろうと思ってたら、ポルトガルとスペインに1時間の時差があることを忘れていてマドリーからの飛行機に乗り遅れたとのこと。しかしここが彼の人徳というかめぐり合わせのよさなんだけど、スパンエアーの職員の厚意により次便にチャージなしで乗せてくれたらしい。こういうのって、あまりないと思う。普通は一便分のお金を払わされるでしょ?いかにも杉本らしいエピソード。さすがだ。 あのときの一人旅は現在の研究テーマを調べ始めるきっかけとなったので、杉本と昔話に花を咲かせていると、ちょっと感慨深いものがあります。初めてBCNに来てメトロから地上に出たときの風景とか、旧市街の匂いとか、そういうものをほろ酔いになりつつもわらわらと思い出しました。ユースで一緒だったやつがその1年後に後輩として同じ研究室に入ってくるというサプライズもあったし、つぼはっちを紹介してくれたのもそのときユースで一緒で日本に帰ってからもよき飲み友達となったかわもとさんだった。そう考えると、よい縁がたくさんあった旅でした。
by quaderns-bcn
| 2005-09-28 20:14
| あせらない旅
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