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あけて翌日。だるい体に鞭打ち、今学期の登録のために学校に行く。最後となるproyecto de tesisを登録。これでようやく博士の単位が全部揃う。らしい。何て長い道のりなんでしょ。
事務室に入ったら、いつもの2トップではなく、若くてかわいい女性がマルタ(丸太)の席にいた。ぼくのいない間にもしかして秘書が変わったのかなと一瞬思ったのだけど、そんなわけはなくマルタが退席中の代行だという。でもこれはラッキー、マルタのいないうちに書類を提出してしまうべし、と思ってそそくさと記入し、事務室を出る。 ぼんやりと廊下を歩いていると、向こうから腕組みをしながら気難しい顔で歩いてくる女性が目に入る。マルタでした。Hola、と声をかけたらぼくを一瞥して消え入りそうな声でHola...と返してくる。いま登録書類を提出してきましたので、という続きの会話が喉まででかかったのだけど、彼女のまるで幽霊のような表情に思わず何も言い返せなくなった。むしろ立ち止まったまま一歩も動けなかった。時には怒ったり、鼻歌歌ったり、異様な落ち込みっぷりを披露したりと、マルタもけっこう大変な日常なんだなと不覚にも同情してしまった。
by quaderns-bcn
| 2006-02-23 18:05
| 大学院
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