• フォロー|
  • ログイン|
  • ブログを作る!(無料)

「PAISAJE DE NINGUNA PARTE」の更新通知を受け取る場合はここをクリック

PAISAJE DE NINGUNA PARTE

quadernbcn.exblog.jp
ブログトップ

地中海式ダラク論
by quaderns-bcn
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る
< February 2019 >
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28
カテゴリ
バルセロナ!
研究
大学院
きままな食卓
あせらない旅
日本昔話
映画(当たらぬ日々)
西語道
帰国編
リンク
以前の記事
2006年 12月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
2004年 10月
2004年 09月



アクセス解析
検索
その他のジャンル
  • 1 政治・経済
  • 2 車・バイク
  • 3 スピリチュアル
  • 4 経営・ビジネス
  • 5 コレクション
  • 6 ボランティア
  • 7 コスプレ
  • 8 教育・学校
  • 9 鉄道・飛行機
  • 10 イベント・祭り
ファン
記事ランキング
  • ポブレノウへ 今回はオーストリア航空で...

ブログジャンル
画像一覧
エキサイト
XML | ATOM

Powered by Excite Blog

個人情報保護
情報取得について
免責事項

ポブレノウへ

今回はオーストリア航空で。初めてだったけど、よくも悪くもない、ごく普通の航空会社。アリタリアと比べれば、たいていの飛行機は快適ということになる。ウィーンで乗り換える。去年の年始のフライトとは違って、体調は問題なかったし、直前の仕事を一気にやっつけた開放感もあって、機内ではビールを堪能する。かっぱこは機内でほとんど眠りこけていた。

もちろん、これまでのようにロカフォルトのピソに戻れるわけではない。友達の家に泊めてもらうことも考えたのだが、こちらは二人いるし、時期的にも迷惑だろうなあと思ったので(少なくともぼくの友人で二人を泊めてあげられるスペースのあるピソに住んでいる人はほとんどいない。そう考えると、4~5人なら問題なかったロカフォルトのピソは大きかった)、宿はポブレノウにとる。いまさらアシャンプラや旧市街に泊まることもなかろうという気持ちもあったからだ。どうせなら、滞在したことのない地区がいい。

というわけで、タクシーでポブレノウへ。じつは宿の住所を控えてこなかったので、記憶を頼りに運転手と宿を探す。親切な運転手だった。アシャンプラに住んでいたときは、空港から家までタクシーで15ユーロ程度だったけど、今回は距離感が分からなかったから、いったい何ユーロかかるのだろうと気を揉んだものの、ロンダ・リトラルをすっ飛ばしたため、結局22ユーロ程度で済んだ。

宿に到着したのは日付が代わる30分ほど前で、一刻も早く外の空気を吸い込みたかったぼくは、多くの店が閉まっているせいで薄暗いランブラ・デ・ポブレノウに出る。22@への視察旅行などの際にたまに使ったバルがまだ空いていて、そこでオリーブを一皿、かっぱこはコカコーラ、ぼくはビールを3本とる。25日はクリスマスの夜で、ひととおり食事を終えたらしい地元の家族連れなどで大賑わいだった。なんだかんだで、4年連続のスペインのクリスマスである。

スペイン語の響きと喧噪とタバコの匂いと洗剤の匂い、テレビから流れ出るダンスのリズム。オリーブは自家製ではなくおそらく缶詰で、味も香りもいまいちだったけど、ああスペインに戻ってきたなあと強く実感。じんわりと幸せ感と眠気がぼくを襲い、3本目のビールは最後まで飲みきれなかった。ほっとしてバルを出て、宿に戻る。

***
宿はランブラ・デ・ポブレノウを海際に下ったところにあるオスタルで、ここは2年前におかべさんが宿泊したことがあって、その際に訪れて好印象を持ったのだ。建造物は古いが内装はじつにきれいにリノベートされており、あたかもデザイン・ホテルのようだった。これで2人で一泊65ユーロ。立地を考えると安くはないけど、べつに地理に不案内なわけではないし、都心に泊まって100ユーロを出すことを考えれば、悪くない値段だ。しかも、このオスタルにはたっぷりのカフェ・コン・レチェとバゲットの朝食がつく。まあ朝食は要らないといえば要らないけれど、昔ながらの食堂でのんびりするのも悪くない。3ヶ月前に帰国したのがウソのように、生活感が連続している不思議な感覚に陥る。宿主のメルセーさんは笑顔がとても柔和な女性で、見る限りひとりで宿を切り盛りしている。英語もフランス語も堪能な、見るからに知的なカタラン女性だ。やんちゃな雄猫のフアニートが食堂を出たり入ったりする。
by quaderns-bcn | 2006-12-25 23:22 | バルセロナ!
<< ひがなビールと語らいと 10日間の帰郷 >>

ファン申請

※ メッセージを入力してください